「花鈴は⁇どっちが勝つと思う⁇」




「郁斗が射的得意なのはよく知ってるけど私は、涼哉かな」




郁斗が小さい頃からお祭りの射的で何でも当ててたのは私もよく分かってるけど。





この間のお祭りでの涼哉を見て、なんとなく郁斗よりも命中率が良い気がしたんだ。





「……じゃ、どっちの予想が当たってるかいっちょやりますか」




郁斗がそう言って、涼哉と笑みを交わすと2人共構える。





「1発目どうぞ〜」




涼哉が狙いを定めて打った弾は1番高い点数の的に当たって、倒れる。





郁斗も1番高い点数の的を倒していて。





「初めからレベル高いわね。どっちが先に外すかしら」




茉莉花は楽しそうにそれを眺めていて。





「同点って事もあるかもね〜」




私も2人の様子を眺める。





そして、2人共全ての弾を撃ち切って。





「結果は、五十嵐くんも高階くんも同点でーす‼︎」




2人共1発も外す事なく1番高い点数の的を倒していて、最高得点の同点って結果に。





「花鈴の言ったように引き分けになったわね」




「なっちゃったね〜」




縁日のクラスから出てまたブラブラしてると。