「……はい、最後の高階さんの糸が切れたので終了〜‼︎」




切れた糸の残骸をゴミ箱に入れて、個数集計をする。





「冴崎さん3個、五十嵐くん4個、高階くん5個、高階さん7個でした〜‼︎」




「……あれ、私が1番⁇」




「ま、仕方ないよね。花鈴、ヨーヨー釣りは得意だし」




「お祭り行くと必ず花鈴にヨーヨー取って貰ってたものね」




ヨーヨー釣りの次に輪投げをして、景品のお菓子を貰い。





型抜きなど次々に回って、最後に来たのが射的。





「射的は男子で勝負したら⁇」




茉莉花の提案で郁斗と涼哉が勝負をする事に。





「景品は当てた的の点数によって違うよ」




射的の弾を受け取りながら不敵な笑みを浮かべる郁斗は。





「点数勝負ってことか。涼哉、悪いけど勝つから」




「いや、勝つのは俺だから。悪いな郁斗」




同じく射的の弾を受け取って軽く答える涼哉。





「五十嵐には悪いけど、この勝負は郁斗の勝ちね」




茉莉花は知らない、涼哉の腕前を。