夏休み間近――――――
私は、母に電話した。
とても喜んでいて
夏休みにまた会う約束をした。
夏休み当日――――――――
支度をし早めに
待ち合わせ場所に向かった
母に会い食事しながら
いろんな事を話した。
家での事
お父さんに殴られる事
再婚相手がフィリピン人で
『貴方たちのお母さんじゃない』
って言われた事
いじめの事
8年間の空白を埋めるように
これまでの事を全て話した。
すると母は、
泣きながら抱き締めてきた
母『ごめんごめんね』泣
私も自然と涙が溢れる。
お互い泣き止んで母から
『あゆが良ければ一緒に
暮らさない?』
初めてだった。
初めて必要とされてるって
この時思った。
私『一緒に住みたい!』
私は、一度家に帰り
荷物をまとめ誰もいない間に
家を出て行った。