_____

「愛樹、おはよう!」

「藍田くん!」

次の日。

俺は、愛樹の家の前でストーカーのごとく愛樹がでてくるのを待っていた。

「なにしてるの?」

「なにって・・・彼女を待ってたんだよ。

一緒に行こう?」

「へ?か、彼女・・・?」

え?彼女じゃないの?

「私、藍田くんの彼女なんですか?」

「ちがうの?

俺たち昨日、好きって言い合っただろ?」

「は、はい・・・。」

小さく頷いて顔を赤くする。

・・・・可愛い。ってちがうちがう。

「両想いなら、恋人になるのが普通だろ。」

「えーー!」

そんなに驚くことか?