「おいおい、また機嫌わりぃのか?」


そんなことを寝ぼけ眼で聞いてくるのは、俺の幼なじみの昂輝だ。


「こいつのせいだ。つか、誰だよこんなの持ってきたクソはよ!」


「あ、それって、謙吾じゃね?」


謙吾とは、俺のいる煌龍の幹部の1人、仲杉 謙吾 nakasugi kengoのことだ。


こいつはこの族1番の女たらしだ。


見た目は黒に緑のメッシュが入ってる。


「あー、くっそかよ!」


「憐、そんなに怒ってるとはげちゃうよ?」


「っせーよ、お前にいわれたかねーよ。昂輝だけにはな!」


「おーこわこわ。」


そんなこんなで、俺をおちょくってからあいつは降りて行った。