俺たちは学校をサボって倉庫に居た。


ただ行くのがだるくなっただけのこと。


よくあることだ。


だから、俺らは午後になって杏たちが倉庫に来るのを待っていた。


ちょっと前に杏から今から行くと連絡が入っていた。


にしてもあれから15分が過ぎている。


流石に遅いだろう。


「なぁ、真琴と杏ちゃん来るの遅くない?」


口を開いたのは朱羽だった。


流石に彼女が心配なのだろう。


でもまさかこんなことを考えてる間にあんなことがあるなんてことは思いもしなかった。