紅姫


俺らの仲間であり、最も命懸けで守るべき存在の奴。


歴代を見てきた中で姫を溺愛する人も少なくはなかった。


だがその姫は時にこちら側を不利にする。


そんな存在ならば要らない。


俺はずっとそう思っていた。


でも、俺のそんな考えは甘くはなかったんだ。


人は人と出会い恋に落ちる。