俺は何も言わずただそこら辺にある雑誌を手に取り読んでいた。


いや、正確には読んでいるフリをしていたんだ。


こいつらをここに読んだのは俺だ。


そして、打ち明けられる篠山の事実。


こいつが舞蝶


俺らが憧れ、探し求めていた人物。


ただそこに感じた違和感。


篠山を作り出す全てに何かしらあると改めて気づき出す物だった。