凛征との勝負が始まってから一体どれくらいの時間が過ぎたのだろうか。


あたしの周りには倒れた男ども、どれもこれも復帰後で鈍っているあたしを狙ってかかってきたヘボイ男ども。


そして、あたしの目の前に立つたった1人の男。


あたしの前に立っているのはもちろん、ただ1人。


凛征の総長だった。


「決着はついたよな?」


そう言って嘲笑うかの如く相手を見るあたし。


「ま、まだ終わっちゃいねー!」


そう言って相手の総長はあたしにかかってきた。