眩しく光る太陽の下。
私、飛鳥 奈子ゎ高1の9月、初めの一歩を歩み始めた。


〜飛鳥 奈子side〜


「じゃぁ入って〜!」

新しい先生の声と同時に、新しい教室に入った。
見たことのない顔達が私を見つめていた

「じゃぁ、自己紹介してくれるか?」
「はい。
はじめまして、今日転校してきた飛鳥奈子です。よろしくお願いします」
「ありがとう!飛鳥の席は、後ろの窓側な〜。」

私が歩き出すと
クラスが騒がしくなった
〜ねぇあの子中学の時に地区の代表〜
〜バスケうまいよね?〜

またその話。
その話は、本当に嫌いだった。

席に着くと

「あこ?だっけ?」
という隣の男子に
「奈子...なんだけど...」
というと
「どっちでもいいんだよ!ハハッ!俺は、菊池風雅!よろしな!」
「うん、よろしく...」

そんな何でもない会話をした。

こんなんじゃまるで私ゎ陰キャラ。
でも、それでもよかった
今はとにかく人と深く関わりたくなかったからーーー特に男の人だけゎ。

キーンコーンカーン、、、

休み時間になると、みんなが菊池風雅の席に寄ってたかった
そこで私でもこの人はモテるんだなっていうのがすぐにわかった
そんなこと私にゎどうでもいい
その時、
一人の女の子が

「ねぇ?飛鳥 奈子ちゃんて、バスケの選抜に選ばれてたよね??」

私は、なにも言えなかった

「それに、強豪K校に通ってるって聞いたけどどうしてここに来たの?バスケは??」

かなり質問攻めだった
でも、私は一言だけ、

「私バスケ嫌いだから。
これ以上関わらないで。」

それだけいうと教室を出て行ってしまった。