「丈治、今日はデートできる…?」
「うっせーな、キモい。」
毎日のやり取り
慣れちゃった
私は何処で間違えたんだろう
丈治は、こんな人じゃなかった
皆に優しくて、いつもキラキラしていた
私はずっと憧れで、
そんな丈治をずっと見ていて、
告白をした
丈治は、OKをしてくれた
夢だと思った
でも、幸せはそんなすぐに訪れないと悟った
「でも、丈治。最近…全然会って……ないし……」
「あぁ、俺に文句あんのか?別れんぞ」
嫌だ
こんな丈治だけど、
好きなのは、かわらなくて……
いつも、私が負けてしまう。
うん、いいんだ。
私が我慢すれば……
丈治は、サッカーをしている
サッカーをやっている姿、
とってもかっこよくて
いつ見ても飽きない
でも、試合などで私が応援に行きたいというと、
「はぁ?ブスが来たら迷惑だろ?」
と言って、行かせてくれない。
だから、私はいつも、隠れてこっそり見に行ってる
私も堂々と応援したいな……
と、落ち込んでいると
「山本、どうした?元気ないじゃん」
と、同じクラスの倉持裕翔(クラモチ ユウト)が話しかけて来た
「倉持君……そんなことないよ?」
確か、倉持君もサッカー部だったような………
「倉持君ってサッカー部だよね?明後日の試合頑張ってね」
「あ、もしかして丈治か?応援にくんだろ?」
「うん‼︎でもまた、隅の方でこっそり見てるだけかな……」
「は?なんでだよ?」
「丈治にブスは来るなって。ふふっ本当馬鹿だよね、私。」
と、言った瞬間。倉持君に抱き寄せられた。
「泣くな。」
「え、ないてなんか……」
私、泣いてる……どうしてだろう?私が我慢すればいいのに…
「ごめん。ゴミ入った……」
「俺の前では無理すんな。
俺は
お前が好きだ。」
嘘でしょ…
倉持君が私を…?
「でも、私には丈治が……」
「もう、お前の泣く姿見たくない。」
どうしよう…
でも、倉持君が彼氏だったら泣くこともないかもしれない…
「ごめんね。考えさせてください。」
と言って、その日は別れた
確かに、丈治は冷たい
でも、私は丈治が、大好きなの。
どうすればいいの?