「ここ俺ん家。」



ん?ここ???


小さなお城みたいな家。
めちゃくちゃ可愛い!




そういえば、和貴のパパって
会社のお偉いさんだったっけ。




なーんて考えてる私を
ぐんぐん引っ張っていく和貴。





「ただいま。」



「お、おじゃましまーす」




「おかえり〜!
って、明音ちゃん??」



「はい!お久しぶりです」




「ママに似て綺麗になったわね」




お世辞だってわかってるけど
“綺麗”って言われると嬉しい。








和貴のママともっと話したかったのに
部屋行くぞ。ってひっぱる和貴。





久しぶりに会ったんだから
話させてよ〜。