「屋上行くか?」




「うん。」





和貴に誘われ、屋上に来た。
外の風がとても気持ちいい。







「明音。お前良い友達持ったな」





「そうでしょ?玲奈って言うんだけど
中学校で私が落ち込んでたときに
相談に乗ってくれたんだ。」






そうなのか。って言いながら
手を繋いでくる和貴。





「私ね。ずっと和貴が好きだった。」





勇気を振り絞って言った。






「俺もずっと好きだった。」






泣き虫の私はまた泣いてしまう。





そうすると、泣くな。って和貴が
涙を拭ってくれる。







太陽の光で和貴の顔がキラキラして
より、カッコよく見えた。