高校に着くと凄い数の生徒がいた。 その中で1人と目が合う。 …明音。 明音は俺の初恋の相手。 福岡に行っても忘れられなかった。 「和貴!和貴だよね?」 明音は俺の名前を呼んだ。 でも、なぜか避けてしまった。 なにやってんだよ、俺。 東京に来たから明音に 会いに行こうとは思っていた。 でも、同じ高校だとは… ずっと、会いたかった。 目の前に明音がいるのに 俺は避けてしまった。