『釧路は俺が幼い時に住んでたところ』
『じゃあいいところだね』
『なぁ、釧路に着いたら行きたいところある』
真剣な顔で言われて釧路に着いた。
『目を閉じていいって言うまで開けるな』
歩く音しか聞こえなかった。
『目開けていいよ』
教会?
『ぇ…』
手を握って教会の中に入った。
『あの約束覚えてる?』
『約束?』
『2年後僕と結婚してくださいって』
Xmasの時の約束…
緊張しながら
『どんなことがあっても必ず守る。』
『俺と結婚してください。』
手に結婚指輪があった…。
『こんな私でよければお願いします』
嬉しくてあの時の約束まだ覚えててくれたんだって思うと涙が溢れ出す。