高校卒業まで残り1ヶ月弱。
彼女と過ごす時間はかなり貴重だ。

授業も終わりやっと放課後。

「志帆さぁ、課題の提出もうした?」
「まだだよ~♪でももう課題は終わったよ。後、提出だけだよー」
「頼む。課題見せてー!」
「えー、どうしよかなぁ?」

今、こんな些細な会話を一緒に楽しんでいる女の子こそ俺の「今」の彼女の「苗木志帆」
学校の登下校も一緒にしている。
でも、一つ悩みがある。
元カノと同じ3年A組なのだ。ちなみに俺は、B組だったりw

こんな波乱な線路歩いている人は少ない

「なにか考え事?」

「いや、何でもないよ志帆。」

間が鋭いなぁ。

「ねぇ、明日初デートだよね!」

「うん。在り来たりだけど遊園地にデートかぁー」

「在り来たりでも楽しければそれでいいよ♪」

「なぜ遊園地にデート?」

「恋人らしいから♪」

その笑顔が見れればどこでもいいよー!
なんて言えないなぁ。

でも相変わらず、「可愛いなぁー」

時間はあっという間に過ぎた。
「家、こっちだからバイバイ龍くん」
「じゃあ、また明日」


数分後、志帆も家へと帰り1人で下校していた時、出会ってしまった!

自分が以前プレゼントしたものを身に付けた「桜」を