毎日坂上さんとDVDを観て家に帰る頃には日付が変わった辺り、そこから秀に電話する、秀には悪いけど、いつも私が帰ってくるまで起きて待っててくれる。

罪悪感が襲うけど、慣れてくるとそれが当たり前になって、秀との会話もあまり弾まないのに、坂上さんとは沢山喋れる、だんだん比べてきてしまい、そんな自分も嫌になりった。

でも秀は1番好きな彼氏、優しくて一途に私を想ってくれてるのに…


「坂上さん」

「んー?」

「彼女さんに悪い気はしないんですか?」

「なに、突然?」

「彼女でもない子と毎日遊んでて、彼女さんに悪いなーとか思ったりはしないんですか?」

「お前は思ってるの?」

「まぁ、毎日電話してますし、その度に私は坂上さんとこーやって毎日遊んでるけど、その間彼はずーっと私を待っててくれてるし、それを想像したなら申し訳ないというか…」

「あぁー…確かにそれは可哀想だな、俺は電話とか好きじゃないから大丈夫だけど、でもお前がそぅ思うなら暫く遊ぶのやめとく?」


それは暫くこの関係を断ち切るってこと?

冗談じゃない、なんだかんだで坂上さんとDVD観たりご飯食べに行ったりするこの日常が好きだったりする。


完璧矛盾してる