「勝原…」

あ、手離れた。

「じゃあ…俺帰ろうかな…」

手を掴んでた男が走り去った。

「どうも…」

一応お礼。

「どうも。美穂の妹だっけ。俺美穂の彼氏」

「はい…妹です。お姉ちゃんの…彼氏ですか?」

お姉ちゃんは男と遊んではいるけど彼氏がいたことは1度もなかったような気がする。

「そうだけど、どうかした?」