「ねむ…」

それからあたしは眠った。

夢は見ない。

小学生くらいからまったく見なくなった。

見たいと思っても駄目…

だって見れないんだもん。

ピピピピ…

目覚ましがうるさいくらいに部屋に響く。

うるさくないと目覚ましになんないか…

「…朝、かぁ…」

二度寝したいところだけど早くしないと遅刻しちゃう。

部屋を出てリビングへ。