今日は高校生になって初めての授業だった。

つまり入学式の次の日。

昨日はお父さんがおめでたいからって盛大に夜遅くまでお祝いをしていた。

私は頭が悪い。それだけで成績優秀の姉と比べられた。

悔しい思いから姉と同じ高校に受験し、見事合格。

「学校なんて行きたくないっつーの。」

プルルルルル

携帯の着信音が鳴った。

「誰よ、もう。」

見ると新着メールがきていた。