「生きてるよ…生きてるから…。梨真は…生きてる…っ」

「…えへへ。…良かったぁ…。私…もっと颯と一緒にいたいの…」

「梨真…。…一緒にさ、生きたまま人狼ゲームを終わらせよう?…それで落ち着いたら…いろんな所に遊びに行こう?」

「…うん。…私は消えない…。絶対に消されない」

「…約束」

俺は梨真に右の小指を差し出した。

「…約束」

梨真は俺の言葉を繰り返すと、俺の小指に自身の小指を絡ませた。

「…一緒に生き抜こう。…そうしたら…遊びに行くのも…約束」