「…俺が…梨真も梨奈も助けてやる。…そうしたら…また一緒に市民会議をしよう?…梨真と梨奈と俺と。三人で」 「…颯…っ」 「…陸斗の分も頑張らないとさ」 「…ありがと…っ」 「…じゃあ…俺、梨真と話してみる。…二人にさせて?」 「あ…うん」 梨奈は心配そうに小さく頷いた。 俺は梨奈に笑いかけてから、ゆっくりとドアを開けた。 「梨真ッ!?」 …部屋に入った俺の目に、とんでもない光景が飛び込んできた。