優雅side
なんでだよ…藍那…

俺のあの時の判断ミスで…結局二人を傷つけた

なにやってんだよ自分…

そして目の前にいる愛しい人さえ引き止めれない愚かな自分…

このときの俺は引き止めるより先に今更ノコノコ来て何ができるんだって思った

よけいなプライドが邪魔をしたんだ

俺はもう諦めて太陽が沈みかけているいつもより不気味なくらい静かな道を一人ひきかえした…

次の日藍那が学校に来ることはなかった

きっとまた仮病だろう、そんなのんきな事を考えていた

この時の俺にはまだ分からなかった…