藍那side

私の壊れたゲーム。そう…ヤって金を貰う 

もう何でも良かった

私なんか汚れてしまえ…
 
今日も知らないおじさんとホテルへ…

その時!

「藍那!」

なんで…

それは愛しい人。そしてここに居てはいけない人

「ゆー……くん?」

「お前なにしてんだよ!」

「だって…。ゆーくんには関係ないぢゃん!今更何?ふざけんな!」

「藍那…。俺は信じてた。藍那が援交なんてしてるわけないって!最低だな…」

「そうだよ!私は汚れてる。だからもうあの頃に戻ることはできない…栞奈をよろしくね?ばいばい…」

どうしようもなく愛しくて今すぐぎゅって抱き締めて欲しい

こんなにも近くにいるのに…もどかしい

だけどこの距離はきっと一生縮まらない

私は静かに背を向けてホテルへと入った