それが、小さい頃から自分に

焼き付いてんだよなっ。たぶん。

今まで、何人かとは付き合ったことは

あるけど、女ってさ顔しかみてねぇーん

だよ。そういうのがめんどくさかった。

そう、説明し終わると健が泣いていた。

「りゅう〜。よく今まで耐えてきたな」

「なんで、お前が泣くんだよっ。」

「つらかっただろー。」

「いやー、あんま覚えてないんだよな。

物心ついたときから、おれは幼馴染だっ

た、健の家にずっと暮らしていたから。」