そしてキラキラとしたものが

私の目の前を通りすぎる。

私が絵の具をとりにきたこの棚の

すぐ隣にある窓ガラスが割れた。

「……キャァァァァ!」

と先輩が叫ぶ。

私はどうすることもできず、

そこで絵の具を握りしめながら

立ち止まっていた。