「ゆりも恋する女の子かぁ。
いいなぁ〜」

「瑠子も早くいい人見つけなさいよっ。
あ、みんないるよ!行こ!」


そうしてみんなのもとへ走り出したあたしたち。



あたしはまだこの時なにも分かっていなかったんだ。


この夏祭りが、あたしの人生を変えるものになるなんて………。