もう一度会いたい。
そう願ったのは、あたし。
そのまま絡み合うようにして倒れ込んだ、ひんやりとしたフローリングが背中に当たる。
服の擦れる音、あたし達の息遣い。
それだけが響く。
もう一度会って、確かめたかったの。
この想いが何なのか。
初めからわかってた。
光に惹かれていた事なんて。
もう一度会って確かめたい、だなんて自分を守るだけの言い訳。
あたしは今。
過ちを犯しているのかもしれない。
だけど……頭より先に心が動いてしまう。
止められないんだ。
止まらないんだ。
こんな子供みたいな行動を止める術を知らないから。
だって誰も教えてはくれなかった。
気持ちを求め合う事なんて。
こんなに体を欲する事なんて。
たった今、光が教えてくれたんだから。
あたしは光に恋をしていたんだ。