「麻衣ーーーーーっ!!」



そんな小さなため息を打ち消すかのように、明るく 弾んだ声がとんできた。



『優花… おはよっ!』


優花は小学校の頃からか仲良しで
誰よりも信頼できる、私の親友



「もー、そんなこと言ってないで!
遅刻!! 走ってーーーー」



そう言いながらも、優花は先に走って行ってしまった。



『あ、まってよ〜!』