「クリスマスに、サプライズで渡そうっと♪」

私はうきうきで家に帰り、
サプライズまでに完成するように
早速、作業を始める事にした。

「ここに…写真っと…って写真がないな…」

私はアルバムをペラペラめくりながらさがしてみたものの、
あるのは小さい頃の写真。

「最近の写真がないなぁ。」

最近の写真が欲しい。
なんなら、ツーショットがいいな。
なんて考えてたら悠くんからメールが届いた。

ーひかるへ

明日は帰れる?
行きたいとこあるんだけど、
一緒にいこ♪

ー悠斗

絵文字が少しある、
悠くんらしい優しいメール。

「あ、返信しなくちゃ」

私は、メール作成ボタンを押して、
悠くん宛のメールを作成する。

ー悠くんへ

今日は帰れなくてごめんね!
明日はかえれるよ〜♪
じゃあ、いこっか♪

ーひかるよる

「送信っ♪」

行きたいところってどこだろ…
あ、ていうか

「デートになるのかなぁ。」

付き合って初めて、
悠くんと二人で遊ぶ。
だから、デートになるのかな?
なんか、ドキドキしてきた…
変なの、まだデートしてないのに…
こんな気持ちになるのは、
悠くんのことが好きで仕方ないって事だよね。

「悠くん、大好き。」

私は悠くんから来たメールを見ながら、
ケータイを握りしめて、
少し眠りについた。