ー放課後。
私たちは、いつもどうり、
誰もいない教室でくだくだ話していた。

「真陽ちゃん、私、幸せすぎるよ〜笑」
「よかったわね♪」
「えへへ。」

あれから二ヶ月かぁ…。
なんか時間の流れってあっという間にすぎるんだなぁ…

「あ、そういえば、もうすぐクリスマスね♪悠斗くんに何かプレゼントするの?」
「うんっ‼︎悠くん、もうすぐ誕生日なんだよ〜」

私が言ったとおり、
悠くんはもうすぐ誕生日。
だから、誕生日プレゼント買いに行かなきゃいけないんだけど…
なかなか買いに行く時間がないんだよね…
放課後は悠くんと帰ってるから、
買いに行けないし…
それに、何がいいかもわからないし…

「そうだ!」
「ん?どーかしたの?」
「真陽ちゃん、今日買い物、手伝って!」

私は、真陽ちゃんに
何がいいかとか相談に乗ってもらって、
決めよう、と思った。
けどー

「あー…ごめん!今日、先輩に呼び出されてて…」

ごめん!と何回も言う真陽ちゃん。
そっか…予定あったかぁ。

「全然いいよぉ。先輩って誰?」
「ん、知らない先輩。」

し、知らない先輩⁈
私なら絶対行かないな…と
思いながら、
プレゼント買いに行かなきゃ…と思い
帰る準備をした。