「あ、あれ?いたくない…」
「大丈夫か?」
「え?」
声のする方をふりかえると、
幼馴染の悠くんがいた。
「ったく、危ないところだったな笑」
「うん…って…え?」
じゃあ、痛くなかったのは…
「悠くん、た、助けてくれたの?」
「え、おう、」
悠くんがたすけてくれたからだったんだ
「ありがとー」
私は礼を言って、
空き室に資料を運ぶのに、もう一度重たいダンボールを持ち上げようとした。
「おっと、俺、もってくわ。」
「え?でも…重たいし…」
「バーカ。男がそーいうことをすんの。
それに、ひかる危なっかしいから俺がやる。」
そう言って悠くんは、
重たいダンボールを軽々と持ち上げた。
「お、重たくない?」
「大丈夫。俺、部活で鍛えたからね笑」
「そっか、ありがとうね」
私は感謝の気持ちを込めて、
笑顔で礼を言った。
「…っ…‼︎」
そしたら悠くんは急に顔を真っ赤にし、
下をむいてしまった。
「悠くん、顔が赤いけど…大丈夫⁇」
「お前のせいだよ…バカ…」
「ん?なんか言った?」
「なんもねーよ、行くぞ。」
この時の私は
どうして悠くんが顔が赤いのか、
わからなかったー…