ドキドキ…

なんか、恥ずかしいな…
手を繋ぐ事なんか小さい頃から
よくあったのに、
こんなにドキドキするのは、
きっと、悠くんが好きだからなんだ。

繋がれた右手がものすごく熱くてー
でも暖かくて…
私は、ほんのり小さな幸せをかんじていた。

「ねぇ、悠くん。」

私はいま、素直におもったことを
伝えたくなった。

「なんだ?」

「…大好きだよ」

自分で言ったのに、
だんだんと恥ずかくなり、
顔が赤く染まっていくのがわかった。