「ちょっといそごっと…」

学校の指定時間までは
まだまだ時間はあったけど、
私は急いでいた。
なぜならー
悠くんと屋上で会う約束をしたから。

私は急いで靴を履き替え、
屋上へ向かう。

屋上の前まできたら、
鏡でもう一度、チェックして…

「おかしくないかなぁ…」

少しメイクもしてみたり、
髪もおだんご結びをしてきた。
少しでも、悠くんの目に、
可愛いくうつるようにー…

ガチャ…

「お、ひかる、来た」

私が屋上のドアを開けると、
悠くんは既に来ていた。

「遅くなってごめんね、」
「いや…さっき来たところ。てか、こっちおいで。」
「うんっ」

私は悠くんが差し出してくれた手を
繋ぎ、
側へとかけよった。