何が言いたいのかって?

そんなの、決まってる……。




「私が、龍牙の心を変えてみせる」



目を逸らさずに、真っ直ぐ龍牙の目を見て言った。



「龍牙は殻に閉じこもってるだけだよ!自分が傷つくことが怖いだけなんだ!」


「てめぇっ……!」



龍牙の怒鳴り声に少しビビリつつも、私はハッキリと伝えた。



「確かに龍牙の過去は辛くて悲しいことだったかもしれないけど、いつまでもそこで止まってちゃダメだよ!」