その日の夜、私はベッドに寝転びながら考えた。 どうやったら、龍牙と向き合えるんだろう。 ただ龍牙の学校に行って会うだけじゃ、まともに話なんて聞いてくれない。 ちゃんと話を聞いてくれなきゃ意味がない。 だったら……。 「……よしっ!」 明日は勝負の日だ! 絶対、龍牙の心を開いてやるんだから!