<愛美side> 暗い…暗い道を 一人ぼっちで歩いてた。 周りから賑やかな 楽しそうな声がして… さっき生きろと背中を押してくれた 家族のもとに帰りたくなる…。 でも… 健「いいか?愛美… 後ろを振り向くな。」 愛「なんで?」 健「後ろを向いたら こっちの世界に引っ張られて… ……どんなに生きたくても… 死んじまうんだよ。」 愛「?!」 健「俺は振り向くも向かないも 生きたくても体がもう無かったから 死ぬしかなかったんだけどな? 父さんと母さんは… 振りむいちまったんだ。」