「」着いたところはそれはそれは立派な学園だった。
豪華も豪華、綺麗どころの話じゃない!

窓なんて割れてるし、建物は落書きだらけ。
アメリカ育ち、自称お嬢様家庭の私には到底未知の世界だった。

「…な、にここ。」
まずは軽く絶句…いやいやそうじゃない!
なに小手調べみたいな乗りで言ってんの。

そして次に襲ってきた大問題、それは…。
(ピ、ピアス…太くない!?え、髪逆立ちすぎじゃない!?目付き怖くない!?てか、みなさん、怖くないっ!?)
「……あ?」