それは明らかにママの字だった。
そして最後にこうかいてあった。
<PS♡
そうそう、この手紙は響に見せちゃダメよ!?
樹とママの秘密だからね♡>

………なにをっ!!!!!!
どうして私には見せちゃいけないのさ!
おかしいじゃないか!!

私はそれをさらにくしゃくしゃになるように無理矢理ポケットに詰め込んだ。
「………あ、学校。」
するととたんに冷静さが甦ってくる。
日本についた次の日ってことは…
「今日からじゃんっ!!」