『はあ、こうなるとはね〜〜』



シルスは
ため息まじりに


ハイロが寝ていたベッドに腰掛けると、


隣に置いてあった
蛆の残骸を

手に取った。




クッチャァ
『アハハハハハハハハ』
クッチャクッチャクッチャクッチャ



シルスは
甲高く笑いながら、
ハイロの腕から
取り出された
蛆虫を頬張りはじめた。




笑う、シルスの
真っ白な歯が
灰色味を帯びた
液体で覆われていた。