『顔もね〜』


シルスはそう言いながら

首にマスクの
境目を見つけると
指を入れ、


セレスのマスクを
外した。



『体も〜〜』



さらにシルスは
また服を脱ぎ捨てる
かのように


体につけた
セレスの偽の体を

剥がしはじめる。



そしてシルスは
全身鏡の前に
たつと自分の


裸体を見ながら
酔いしれていた。




(やはり変態だ。)


セレスとハイロは
二人で
同じことを思っていた。