階段を登る足音に気づいたシルスは
マリアを驚かせようと

ベッドの下に隠れる。



部屋のドアがあき
シルスがベッドの下から
出てこようとした時


マリアの足じゃないことに
気がついた。



シルスはマリアが
襲われた。
そう思って出てこようとしたが
聞き覚えのある声がして

その声がマリアだと知った。


「アレ?いない…逃げられたかな…」




シルスはいつもと違う
マリアの声の調子に気がついた。