バスケばかな私の彼氏♡




〜in 体育館〜



「わぁ、すごい人。」




「だから、来たくなかったのに………」




「まぁ、まぁ、見てこー!」




「まったく………」





それにしても、すごい人。



なんで、こんなに。





皆、誰を見てるんだろう?








私はなんとか、見れる場所へ来た。



ちょうど、練習試合が始まる所だった。



周りからは、




「きゃー///颯太くーん!!」



と、あちらこちらから颯太という名前が聞こえた



颯太ってそんなに凄いのかなと、試合を見てみると









私は、一瞬で颯太に釘付けになった。




颯太は、敵をドリブルで上手に交わしてシュートを決めていた



とても、キラキラしていた。



正直、私はもうバスケとは、関わりたくなかった




でも、輝いている颯太をみて思ったんだ。





あぁ、私はやっぱりバスケが好きなんだって。








私は、颯太の練習試合を見て、バスケ部のマネージャーになった。




最初は、ためらったが、バスケが好きという気持ちに負け、




マネージャーをやることにした。




今日は、マネージャーになった初日。






頑張らなくちゃ!!







私の他にマネージャーは2人いる。



1人は、百香だ




私がマネージャーをやってみると言った時、一緒にやると言ってくれたからだ。




そして、もう1人は、








同じクラスの、




相田美優(アイダ ミユ)という子だ。



正直、いい事はあまり聞かない





"男をとっかえひっかえ"



だとか、





"すぐに男を捨てる"




とか、悪い事ばかり耳に入る。





そんなこと、一緒で大丈夫だろうか?




まぁ、百香いるから、大丈夫かな?











と、思っていたんだ。




その時までは………















私たちは、最初一番辛い、水筒に水をくむ作業をした。




最初、部長さんから




「悪りぃ、水くんできてくんねぇか?」




と言われた時、一番張り切っていたのは、相田さんだ。





結構いい子なのかなと、思った。





でも、その思いは、すぐに崩れた。











「あーめんどくさいー。



わるいけど、あと橘さんと高橋さんでやっといて



渡すのは私がやるからー。」





何この子?






私は百香と目を合わせて、どうする?と視線を送った。