それには、
彼氏募集中でーす
などと書かれていて
みんなから
「あの子、あーいう子だったんだ」
「男誘惑してんじゃ、ねーよ」
とか、いろいろ聞こえてきた
これも、全てあいつのせいだ
それからは、
私はイジメのターゲットにされた
仲の良かったここらもハブられ
机には落書き
典型的なイジメだった
その時、私は誓った
もう、どうにでもなれ
私は、誰も信じない
そして、その意思は今も同じ
だからもう騙されない
「もう、信じられない」
と言ってその場から逃げてしまった
うん
これでいい
「もう、信じられない」
どういうことだ?
もしかして、楓、昔になにか悪い思い出があるのか?
俺は、馬鹿だ
勢いで言ってしまった
軽い人だと思われるのもしょうがない
でも、自分でも驚くほど自然と言葉がでてきた
こんなのはじめてた
俺は、
楓に恋をした
楓side
それから、よく颯太に話しかけられるようになった
私は、もう信じないと決めたから
迷惑。
もう、ほっといてほしい
私には、もう何もないのだから
それから、2週間後、
「楓、今日部活ねぇから、一緒に帰んねぇか?」
また、きた
もう、私のストレスは限界に達していた
「………め………よ」
「え?何か言ったかー?」
「もう、やめてよ!!目障りなの!」
シーン
教室は、私の声で静まってしまった
私はその場から、逃げた
私は、1人でのんびりしたいの
バスケなんか、早く忘れたいの
お願いだから、私に関わらないで
家に帰ってからも、ずッとそう思っていた
次の日
学校へ行くと、
まだ、颯太は来ていなかった
少し、安心。
と、思ったのもつかの間
周りから