私は、固まった。どうしたらいいか、分からなかった。 たった17歳の私が何を出来るの? 私は泣いた。誰にも気づかれることなくずっと……… すこしして、泣き止んだ。 これは、私の責任。誰のせいでもない私のせい。 颯太に電話を掛けた。 颯太は、ワンコールで出た。 「あ、もしもし?楓か?大丈夫なのか?心配してるんだぞ」 「颯太………ごめんね。………ごめんね。颯太………」 「か、楓?なに泣いてるんだ?どうした、具合でも悪いのか?」