遅刻遅刻遅刻ー!!!

大声で叫びながらリビングへ降りた。

「結実なにしてんのー?遅刻するわよー?」

「だから分かってるってー!」

朝から知ってることをいちいち言わないでよ全く。

急いで支度してももう間に合わないことに気づきゆっくり行くことにした。

遅刻するのはしょっちゅうだしまあしょうがない。

そう考えながら歩いてたら後ろからチャリンチャリンと自転車を鳴らす音がした。

後ろを振り返ると前に教室入るときにぶつかった男子がいた。

「遅刻ですかー?」

話しかけられてびっくりした。

「遅刻だよー!君は?」

「いや見ての通り遅刻でしょ?笑」

そりゃそうか。