「塾に行く前にはるに会ったら倒れたんだよ？」





「覚えてない？はる倒れたんだよ？」
「じゃあ優が運んでくれたの？」


「まぁ一応な」
「ありがとう。」

力なく言う遥。


「はる無理すんなよ！！！どーしたのか言えよ俺で良ければ聞くよ？」


「グスッ…ゆ…う……もう嫌だ…死にたい」

「お母さんにね…殴られるの～私いらない子って言う…ご飯もくれないの…優私ど～したら良いの～～～」


っと遥が泣いた。正直幼い頃から遥を知っているけど泣く姿を初めて見た。
こんなに取り乱してる姿を見るのも初めてだ。
俺は無意識に遥を抱きしめた。


抱きしめた遥の体は元々細いのに更に痩せ細っていた。


「はる？大丈夫だからな！ウチの親に話してどうするか考えよう？」
「優～グスッ……ありがとう本当にありがとう。」