「暗いな…」
「足下に気をつけて下さい、アリス」
「う、うん」
白兎の手をとって暗い洞窟…のような場所を進んでいく。
「…」
白兎を見上げる。
…もう怒ってない、よね…?
私の視線に気付いたのか、白兎がこちらに顔を向け、大丈夫ですよと言ってほほ笑んだ。
…どっちの意味かな
「どっちだ、白兎」
目の前に分かれ道。
猫が立ち止まり、こちらに視線を送りながら聞いた。
「…右、ですね」
耳を澄せ、白兎が答えると猫はまた歩き始める。
な、なんかギクシャクしてる?
「猫はプライドが高いんですよ」
にこにこしながら兎が私に耳打ちする。
と。
「なんか言ったか」
「いーえ?」
猫も耳がいいなぁ…
そんなに関係?がこじれてなくてよかった。
焦ってるから言葉が少ないのかな。
そうだよね…みんな殺されちゃうんだもんね…止めなきゃだよね。
…なんか、実感がわかないな…
本当に女王様は、私たちを…
「近いです…
たくさんの時の音がします。」
私の思考を断ち切って、白兎が言った。
そういえば…女王様に会ってなにをするんだろう。
話し合い?
…。
「おいこら!!女王さんよぉ、居るんだろ!」
「開けてもらえると嬉しいのですが」
この洞窟に似つかない、大きな木の扉。
この中に女王様が…
そう思うと、緊張するなぁ…
なんて、ぼんやりしていると…
ゆっくり、扉が開いた。
「足下に気をつけて下さい、アリス」
「う、うん」
白兎の手をとって暗い洞窟…のような場所を進んでいく。
「…」
白兎を見上げる。
…もう怒ってない、よね…?
私の視線に気付いたのか、白兎がこちらに顔を向け、大丈夫ですよと言ってほほ笑んだ。
…どっちの意味かな
「どっちだ、白兎」
目の前に分かれ道。
猫が立ち止まり、こちらに視線を送りながら聞いた。
「…右、ですね」
耳を澄せ、白兎が答えると猫はまた歩き始める。
な、なんかギクシャクしてる?
「猫はプライドが高いんですよ」
にこにこしながら兎が私に耳打ちする。
と。
「なんか言ったか」
「いーえ?」
猫も耳がいいなぁ…
そんなに関係?がこじれてなくてよかった。
焦ってるから言葉が少ないのかな。
そうだよね…みんな殺されちゃうんだもんね…止めなきゃだよね。
…なんか、実感がわかないな…
本当に女王様は、私たちを…
「近いです…
たくさんの時の音がします。」
私の思考を断ち切って、白兎が言った。
そういえば…女王様に会ってなにをするんだろう。
話し合い?
…。
「おいこら!!女王さんよぉ、居るんだろ!」
「開けてもらえると嬉しいのですが」
この洞窟に似つかない、大きな木の扉。
この中に女王様が…
そう思うと、緊張するなぁ…
なんて、ぼんやりしていると…
ゆっくり、扉が開いた。