「あ、亜梨朱ちゃんこっちおいで〜

これもともと二人がけ用だから〜」


言いながら端による金髪君


空いたスペースにすわり、私もやっとココアを飲む


「…おいしい」


「えぇ!?

すっごい甘そうな匂いがするね…
ほんとに甘党なんだ、竜に負けないくらいの…」


「ええ?
美味しいよ?

一口飲んでみる?」


マグを差し出しながら言うと


「んじゃ一口…

うわ、あっま!」