「理恵ちゃん、お待たせ」
中庭の隅のベンチで月見里君を待ち始めてすぐ、月見里君がやってきた。
「待ってないです。食べましょう」
隣に腰かけた月見里君といただきます、と手を合わせ食べ始める。
「理恵ちゃん、惣菜パン?お弁当じゃないんだ」
そう言う月見里君はお弁当。
三段に重なった大きなお弁当箱に白いご飯と色鮮やかなおかずが詰まっている。
「はい。私、料理が不得手なので」
私の食事はコンビニで買ったパン。
今日はハムサンド。
「ふうん、そうなんだ。意外」
「意外、って何がですか?」
「理恵ちゃんってなんとなく料理出来るイメージがあった」
少しむかっときた。
「私が作った料理の写真見ます?」
うんうん、と頷く月見里君に菜穂が保存してくれていた写真を見せる。
と、顔が引きつった。
「え、っと。これ。何。作った、の?」
凄い苦笑。
「恐らく、ハンバーグを作ろうとした結果ですね。この前の調理実習の結果です」
黒く焦げた肉?の塊。
自分でも何をしたのかわからん。
気が付いたときには私は保健室で寝ていた。
菜穂が大爆笑してこの写真だけ撮ってくれたらしい。
それから、料理は一切していない。
中庭の隅のベンチで月見里君を待ち始めてすぐ、月見里君がやってきた。
「待ってないです。食べましょう」
隣に腰かけた月見里君といただきます、と手を合わせ食べ始める。
「理恵ちゃん、惣菜パン?お弁当じゃないんだ」
そう言う月見里君はお弁当。
三段に重なった大きなお弁当箱に白いご飯と色鮮やかなおかずが詰まっている。
「はい。私、料理が不得手なので」
私の食事はコンビニで買ったパン。
今日はハムサンド。
「ふうん、そうなんだ。意外」
「意外、って何がですか?」
「理恵ちゃんってなんとなく料理出来るイメージがあった」
少しむかっときた。
「私が作った料理の写真見ます?」
うんうん、と頷く月見里君に菜穂が保存してくれていた写真を見せる。
と、顔が引きつった。
「え、っと。これ。何。作った、の?」
凄い苦笑。
「恐らく、ハンバーグを作ろうとした結果ですね。この前の調理実習の結果です」
黒く焦げた肉?の塊。
自分でも何をしたのかわからん。
気が付いたときには私は保健室で寝ていた。
菜穂が大爆笑してこの写真だけ撮ってくれたらしい。
それから、料理は一切していない。